どーも、がばちょでございます。
現在うつ病に悩んでいるみなさんに向けて今回の記事は書かせていただきます。
このブログを読んでいただいている人の中には、うつ病になり仕事を辞めた人や休業中の人もいるでしょう。
うつ病の原因は様々ですが、仕事が原因でうつ病になる人は非常に多いと言われています。僕自身も仕事での悩みから過去10年の間に2度のうつ病にかかり、そのうちの数年間を療養しながら過ごしてきました。
そして、その療養中に快方に向かっていくにつれて頭の中には、ある不安がよぎってきます。それは
- 働きだしたら、また“うつ病”が再発するのではないか
- 自分にあった仕事をうまく見つけられるのか
ということです。
おそらく同じような悩みを持っている人も多いでしょう。
僕は2度のうつ病の経験を、同じような立場の人にアドバイスさせてもらう機会が年に何度かあり、その時に、「次の仕事をどうしようと思っているのか」と聞いてみると、ほぼ全員が共通してこの悩みを口にします。
そういう時、僕は必ずみんなに『うつ病にはうつ病の仕事の探し方があるよ』と伝えています。
うつ病から回復した人や、うつ病にかかりながらも仕事復帰しようと思っている人には、通常の健康状態の時とは違う、専用の仕事の探し方があるのをご存知でしょうか。
今回はうつ病の仕事の探し方について解説していきましょう。
この記事は
- うつ病で悩んでいる人
- うつ病の再発をしない仕事につきたい人
- うつ病にオススメの仕事を知りたい人
にむけて書いています。
うつ病の転職 会社探しは普通じゃダメ!?
もしも健康で働き盛りの20代〜30代の人が転職をしようとした場合に利用するのは、転職サイトや転職支援サービスといったネットが主流でしょう。
しかし、我々うつ病経験者は安易にそういった一般向けのサービスを使うことは避けなければなりません。
なぜ、ネットで手軽にポチポチと仕事を探せる現代に、そういったお手軽サービスを利用してはいけないか。
それは、うつ病の発症の原因が大きく関係しています。
うつ病発症の原因の40%が仕事という事実
厚生労働省がまとめているデータによると、うつ病を発症した人の約40%が仕事が原因で発症したと言われています。
そもそも、うつ病は遺伝的要因に『環境要因』か『身体的要因』のどちらか、もしくは両方が加わった際に発症する可能性が高くなると言われています。
主な環境要因と身体的要因の例は以下の通り。

遺伝的要因は、本人の努力ではどうやっても変えることが出来ませんが、自分を取り巻く環境と生活習慣を改善するとうつ病になるリスクを軽減できると言われています。
一般的な社会人は、最低でも週に5日、1日あたり8時間は仕事をしていますので、起きている間の大半を職場で過ごすことになります。
その職場で多大なストレスを恒常的に受け続けることによってうつ病を発症してしまう人が、うつ病患者の中にはとてもたくさんいるわけですね。(客からのクレーム、上司からの叱責など)
そして、うつ病患者の我々には辛いことですが、世の中の会社や仕事の多くが、そういったストレスを受けることが前提での内容となっているのが現実です。
せっかくうつ病を克服して社会復帰しようとしても、そういったストレスを再度感じてしまうと結局は僕のように再発してしまい、また長い療養生活に逆戻りという結果になってしまいます。
僕は再発したせいで人生の3年を無駄にしてしまいました。
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うつ病患者が仕事を探す際の3つの注意点

では、実際に具体的な仕事の探し方を紹介する前に、先にうつ病の人が仕事を探す際に注意する点を3つに絞ってご紹介しましょう。
心構えは“決して焦らない”
まず、いちばん大切なことは就職が決まらないからと言って決して焦らないということです。
仕事がなかなか決まらない、早く働いて社会復帰をしたいからといって焦ってうつ病に対して理解のない会社で働いてしまうということは絶対に避けなければなりません。

そんな事言われたって、早く働かないと!!
うつ病に理解のある会社かどうかなんて、入社してみないとわからないんだから、とりあえず入社を決めるのが重要なんじゃないの?
もしかして、このように思っている人もいるかもしれません。
僕自身も、早く働きたいからと言ってうつ病が治ってから、早々に内定をもらった会社に転職をした経験もあります。
実は多くのうつ病患者の人が、僕と同じこの行動をとってしまいがちなのです。
そうした場合どうなると思いますか?
まず、間違いなく多くの人がうつ病を再発することになるでしょう。
うつ病の再発率は約60%と言われいます。それはうつ病に理解のない会社で職場復帰をはかろうとする人が多い事が大きな原因です。
うつ病に理解のない会社では、当然ながら通常の人と同じように働くこと、同じように結果を出すことを求められます。
- ストレスを感じるから配置換えをしてほしい
- 過度のプレッシャーが掛かる仕事はふらないでほしい
- 体調が悪くなりそうなので残業はできない
あなたが仮に再度体調が悪くなったとしても、こういった要望が通ることはないでしょうし、仮に要望が通ったとしても、うつ病に理解のない会社ではあなたの信用度はガタ落ちしてしまい、「身勝手な奴」「自分だけ楽をしようとする奴」と思われてしまうでしょう。
そして、その事が更にあなた自身を精神的に追い詰めていく要因になってしまうかもしれません。
うつ病の就職活動の基本は決して焦らない事が鉄則になります。
焦らずにうつ病に理解のある会社で働けるように、会社を探すようにしましょう。
自分は何ができるか、何にストレスを感じるかを把握する
注意点その②は、自分は何ができるのかと、何にストレスを感じるのかを把握しておくことが大切だということです。
今までの職歴で、事務職しかしていなかったのに、急に営業職の仕事をすることは大きなストレスになりますし、営業職ばかりしてきた人は単純作業の繰り返しの軽業務にストレスを感じますよね。
うつ病の人の仕事の探し方は、基本的には今まで経験した職種と同じ職種を選ぶことで早く体が順応できるようになります。
しかし、一方ではこのように感じる人も多いでしょう。

今までの職歴は営業職なんだけど、営業の仕事が原因でうつ病になった場合はどうしたらいいの?
また同じ職種を選択することに抵抗を感じてしまうんだけど…。
うつ病の原因が、職場の人間関係などではなく、『仕事』だと明確にわかっている場合に限っては今までの職種から一度離れてみるのもいいでしょう。
事務職が嫌で仕方がないという場合は、営業職や接客の仕事をしたり、自分がやってみたいと思う仕事を探してみるようにしましょう。
一般雇用枠・障害者雇用枠で転職をするか決める
うつ病の場合は、面接の際に自分から「うつ病にかかったことがある」と伝えなければ会社側には知られることなく働くことが出来ます。
これがいわゆる“クローズ就労”といわれる方法です。
一般雇用枠を使ったクローズ就労のメリットは、多くの選択肢から会社を選ぶことができるということです。仕事ぶりによっては昇給もありますし、高待遇の会社で働くことも可能です。
しかし、デメリットとしては先程も書いたように“うつ病”を隠して働くので、再発するリスクが高いことが懸念されます。
クローズド就労のメリット | クローズド就労のデメリット |
・仕事の選択肢が多い ・高待遇も可能 | ・症状が悪化しても働き続けないといけない ・うつ病の人を受け入れる体制が整っていないので、再発リスクが有る |
障害者雇用の場合は、障害者手帳を取得して、障害の症状などを会社側に理解してもらった上で働くことが出来ます。
こちらは、うつ病を会社や同僚に対して公開しているのでクローズド就労に対して“オープン就労”と言われています。
オープン就労のメリットは、うつ病を理解してもらっている会社で働くことができるので、症状が悪化しそうなときは柔軟に相談に乗ってくれますし、もともとがうつ病の人を受け入れる体制がきちんと整っているので職場で、働き方への配慮を受けることができます。
デメリットは、オープン就労に比べて選べる仕事の幅がどうしても狭くなってしまうことと、低賃金になる傾向が高いことです。
オープン就労のメリット | オープン就労のデメリット |
・症状が悪化しそうなときは、希望をきいてくれる ・会社側の体制が整っているので、再発を防ぐ取り組みをしてくれる | ・選べる仕事が少ない ・収入がオープン就労に比べて下がってしまう |
以上の3点は、うつ病の人が仕事を探す際に決めておかないといけない注意点になっています。
この項目のまとめ
- 焦って仕事を決めると、うつ病が再発する確率が非常に高い
- 自分には何ができるか、何にストレスを感じるかを把握しておく
- クローズド就労、オープン就労のどちらでいくのかを決める
この3点をしっかりと抑えておかないと、働いても長続きしなかったり、うつ病が再発して苦しい日々に逆戻りしてしまったりするよ。必ず確認しておこうね。
うつ病の人の仕事の探し方
注意点を把握したところで、具体的な仕事の探し方をご紹介しましょう。
何度も書くようですが僕は自分の再発の経験から、うつ病の人には通常の『リクナビ』や『マイナビ』などの転職サイトを使っての就職は避けたほうがいいことを伝えています。
では、どのようにして仕事を見つければいいのか。
それは『うつ病の人の採用実績のある会社』に応募することです。
みなさんは、就労移行支援を行う「atGP(アットジーピー)」という会社をご存知でしょうか。
就労移行支援とは障害に苦しむ人に対して一般企業に対しての就職をサポートするための福祉事業所のことです。
このatGPは就労移行支援と同時にうつ病を含む様々な障害をもつ人に対しての求人の紹介を行ってくれています。
例えば下の画像のように「うつ病」の採用実績のある会社の求人だと、2021年7月2日現在で158件の求人を見つけることが出来ます。

うつ病だけでなく、検索条件では適応障害などの様々な障害の方にむけた求人を探すことができるようになっています。
しかも、掲載されている会社の中には名のしれた大企業も多く掲載されています。
それは、大企業になればなるほど、障害者雇用のルールがあるので障害者の採用を積極的に行っているという背景があります。
もしも、一般的なリクナビやマイナビを使うと、なかなかうまく転職ができないかもしれませんし、せっかく就職できても業務内容によっては、またうつ病が再発してしまうかもしれません。
「atGP」ならば障害者枠で採用できる人を探している会社と、あなたを上手く引き合わせてくれるので、一般的な方法でクローズド就労するよりも、はるかに早く仕事を見つけることが出来ます。
しかも、障害者枠での採用なのでうつ病に関しても理解を得られますし、病気の再発をしないような環境で働き続けることができます。

atGPの就労移行支援を受けて、就職した人の就職後の定着率は91%
会員登録は無料でできるから、とりあえず登録してみてはどうでしょうか!?
atGPは登録は無料で、数分で登録完了することが出来ますので、とりあえず登録だけでもしてみてはいかがでしょうか。(登録や詳細は下記バナーより!!)
まとめ
いかがだったでしょうか。
本日の記事をまとめると以下のようになります。
- うつ病の原因の40%は仕事
- うつ病の再就職は決して焦らない
- クローズド就労はデメリットが大きい
- atGPなら、うつ病に特化した求人を探すことができる
うつ病になってしまったからと、いつまでも社会復帰をしないわけにはいきません。
きちんと暮らしていくためにもうつ病が治ったら、就職をしないといけません。
クローズド就労にするか、オープン就労にするかはそれぞれの自由ではありますが、僕は過去にクローズド就労をした会社で、激務とパワハラでうつ病が再発してしまった経験があります。
うつ病の症状が悪化しないように、既に治っている人は再発しないように、今回の記事を参考にしていただければ幸いです。
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