どーも、がばちょでございます。
世間では後ろ向きな理由から仕事を辞めて転職をしたいというと、先輩風をふかした人たちから「嫌なことから逃げてばかりではロクな人生にならないぞ」と脅し文句のように言われますよね。
でも、僕は過去10年の間に5回の転職を経験しています。同年代の平均的な転職回数は、2〜3回と言われているので、それよりも明らかに多い転職回数です。
そんな転職ばかりしている僕が言いたいことは、世間とは正反対。
『嫌なことからは逃げたほうが人生が豊かになる』という事です。
時にはバックレてでも、嫌な会社からは逃げ出すことが自分にとっては最良の道ということもあります。
今回は、正社員の仕事でもバックレたほうがいい場合や、バックレたことで起こる事をご紹介しましょう。
今回の記事は
- 今の仕事を辞めたいと悩んでいる
- 退職交渉で難航していて辞めさせてもらえない
- 正社員をバックレた場合のメリット・デメリットを知りたい
という人に向けて書いています。
正社員でもバックレろ!嫌な仕事からはバックレたほうがいい理由
まず、結論とこの記事内容のまとめを書くと、正社員でも嫌な会社からはバックレたほうがいい理由は以下の通り
- 辞めたい会社で働き続けることは本当に無駄
- 退職交渉などでストレスをかかえることがない
- 次の新しい転職先と出会えるチャンスが増える
- バックレても、心配するようなこと(損害賠償の請求など)に発展する事例はほとんどなく辞めることができる
- 心配ならば退職代行を使えばOK!
人間は一度でも辞めたいと思った仕事に対しては力が入りませんし、一旦は頑張ろうと思って仕事にあたっても、また辞めたいという気持ちが強くなってくるものです。
それでは、順を追って解説していきましょう。
辞めたい会社で働き続けるのは無駄
あなたが、「今の会社を辞めたい」と思ったなら、その会社で働き続けるのは単純に時間の無駄です。
もしかすると、今の状況が改善されて自分にとっていい会社になるかもしれないという思いがあるかもしれませんが、人の性格が急に変わることがないように、会社の本質や体質は簡単に変わるものでは有りません。
会社が変わることを期待するよりも自分から転職して環境を変えるほうがいいですよ。
それに会社をやめたいと思っているということは、何かしらの不満を会社に抱えているということ。
例えば、転職サイトの大手「リクナビ・NEXT」が発表した「退職理由」のランキングはこちらです。
- 上司・経営者の仕事の仕方が気に入らなかった
- 労働時間・環境に不満があった
- 同僚・先輩・後輩との人間関係の悪化
- 給与が低い
- 仕事内容が魅力的ではない
- 社長がワンマン
- 社風が合わない
- 会社の経営方針・経営状況の変化
- キャリアアップするため
- 昇進・評価が不当
こういったことで悩んでいて、転職も視野に入れているならば即行動に移しましょう。
それに、転職を考えるくらいの不満があるならば、それを抱いたままなのは物凄くストレスがたまりますよね。
辞めたいと思いながら同じ会社で働くことは、貴重な『時間』と『メンタル』が削られているということです。
退職交渉でストレスがたまることがない
今の会社を退職 → 転職活動 → 新しい会社に入社。
この退職から転職までの一連の流れの中で、一番時間がかかり、ストレスが溜まることは何でしょうか。
それは確実に「今の会社を退職」するということです。
転職活動は、自分の中で次に入る会社に強いこだわりがなければ早々に終わらせることもできますが、「今の会社を退職」するという行為はそういうわけにはいきません。退職の了承を会社になかなか貰えなかったり、ズルズルと引き伸ばしをされたり、引き継ぎ業務が全く終わらなかったりストレスが溜まることが多いです。
上司や会社によっては退職交渉をしても、なかなか辞めさせてもらえなかったり、ズルズルと退職時期を先延ばしにされたり、場合によっては辞めることによって恫喝や脅迫をされたりします。
こうなってしまっては、退職するまでの時間は数ヶ月単位でかかったり、恫喝や脅迫による多大なストレスで精神的にまいってしまう事もあります。(実際に僕は一度、退職交渉で鬱病になったことがあります。)
だったら、バックレてしまえば、今の会社を退職 → 転職活動 → 新しい会社に入社という3つの流れの中で、一番厄介な「今の会社を退職」という行程を省くことができます。
それだけで、数ヶ月という時間の短縮になりますし、会社・上司と退職の交渉という難題をそもそも抱えることなくやめることができます。
次の新しい転職先と出会えるチャンスが増える
もしも現在の会社で働きながら、転職求人を探していると、自分の希望に合ういい求人を見つけることができなかったり、見つけることができても現在の仕事の都合とあわないので、そもそも面接に行けないということだってあり得ます。
でも、バックレるということは、明日からは転職のための時間がフルに使えるということです。
転職活動に割り当てできる時間が多ければ多いほど、早ければ早いほど条件のいい仕事は見つけやすくなります。
辞めるかどうか悩んでいる、退職交渉が上手くまとまらずに退職時期を先延ばしにされているならば、さっさとバックレてしまいましょう。

大切なのは、自分の時間を無駄にしないという強い意思だよ!
正社員でもバックレろ!嫌な仕事からはバックレても平気なわけ
さて、頭の中では会社をバックレたい!っていくら思っていても、いざ行動に移すのって勇気がいるし、きちんと手続きをせずに辞めて大丈夫なのかなと心配ですよね。

バックレたい気持ちはあるけど、バックレてきちんと退職できるの?
それにバックレたことで損害賠償とか言われたりしない?
もしかした、こういった事を思っている人もいるかもしれません。でも、結論から言って正社員の仕事であろうがバックレてもきちんと、辞めれますし、損害賠償請求等はまずないと言われています。
ここでは、バックレてきちんと辞めれる理由と、バックレた場合に気をつけたほうがいいことを書いていきます。
①正社員がバックレても、きちんと会社を退職できる理由
実は、バックレても会社はきちんと退職することができます。
そもそも会社は「退職を伝えた2週間後に、退職することが可能」となっています。
当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。この場合において、雇用は、解約の申入れの日から二週間を経過することによって終了する。
※民法627条
仮に、何の連絡もせずに会社をバックレた場合は、当然無断欠勤になりますよね。
無断欠勤が2周間以上続くと、会社としては懲戒解雇などで退職手続きを取ることが多いです。
会社は社員の雇用保険に社会保険なども支払っているので、無断欠勤で連絡もつかない社員の分を支払うのはもったいないので、早期に懲戒解雇処分をして支出を抑えるようにする傾向にあります。
②正社員がバックレても、退職書類は会社側から送られてくる
退職したときに、会社からもらう書類は
- 離職票
- 雇用保険被保険者証
- 源泉徴収票
この3種類です。これらの書類は会社側があなたの退職手続きを完了した際に家に郵送で送られてくることになります。
放っておいても、そのうち送られてきますが、もしも心配な場合は辞めた会社に郵送で返信用の封筒を入れて送ってもらうように伝えましょう。
バックレてやめようが、法律的に会社側は要請があれば、あなたのもとに送らざるを得ません。
③正社員がバックレても損害賠償請求になることはまずない
よくブラック企業やパワハラが横行している会社では、部下が退職したいと上司に申し出ると、「辞められると損害が出るので賠償請求をする」と脅し文句で言われることがあります。
通常の退職の交渉でもこういった言葉が言われるのに、バックレたりしたら本当に損害賠償を請求されるんじゃないかとビクビクしてしまいますよね。
結論を言うと、バックレた事が原因で損害賠償請求されることはまずありません。
会社側の視点で考えると時間や手間、裁判を起こす費用を考えるとメリットはほとんどなく、デメリットばかりになってしまいます。

既に辞めた社員のために、そこまでの費用や時間をかける事は
まず無理だよ。
ただ、過去には実際に損害賠償請求の裁判が起こされた事例というのは存在します。ですが、会社側の訴えが認められる可能性は限りなく低く、また認められたとしても当初の請求額よりも大幅に減額されるようです。
99%起こり得ない事例にビクビクする事はないですね。
④正社員がバックレても、給料・退職金ってきっちり貰うことができるの?
会社をバックレたら、給料や退職金をもらうことができないのではないか?と考えてしまいますよね。
これを考える際は給料と退職金をわけて考える必要があります。
まず毎月振り込まれている働いた分の給料はバックレても必ずもらえることができるので、ご安心ください。
ただし、注意すべきは退職金!
退職金は法律上の支払い義務がないので、必ずしも支払われたり、また支払われていないからといって請求できるというものでは有りません。
退職金の支払い条件はそれぞれの会社で決められているため、バックレる前に退職金の支払い条件を確認しておく必要があります。
勤続年数によってはもらえなかったり、懲戒解雇なら支払わないという場合、引き継ぎ業務を完了させないと支払わない等の条件が決められていることが多いので、バックレて会社を辞める場合は支給を諦めるしかないこともあります。
でも、裏を返せばバックレても支払い条件さえ満たしている場合は、退職後に支払い請求をすることも可能になってきます。
こういったことからも必ず、あなたの会社の退職金の支払い条件は社内規定をみて確認しておきましょう。
⑤正社員がバックレたら、上司や同僚が家にこない?
仕事をバックレて、会社からの電話も無視していると会社から上司や、同僚が家を訪ねてきます。
それには、無断欠勤しやがって!!という苛立ちの気持ちからの行動もあるでしょうが、それ以上に昨日まで来ていた社員が急に会社に来なくなり、電話も通じなくなるわけですから、安否確認という意味合いもあります。
不慮の事故や、何かの事件にまきこまれている可能性もあるわけです。
でも、会社をバックレたあなたの身からすると、上司や同僚が訪ねてきたからと言って、玄関をあけるわけにはいきませんよね。
そこでウッカリと玄関をあけて出ていこうものなら、会社に無理やりにでも連れて行かれますしバックレた意味がなくなってしまいます。
ということは、上司や同僚が家を訪ねて来た場合の対処法としては無視をする事だけです。
そして、それがしばらく続くと、会社としては無断欠勤として退職や懲戒解雇の手続きを取ります。
⑥正社員がバックレたら確実に周囲の人間からは呆れられる
会社をバックレた理由にもよりますが、上司や同僚になんの相談・報告もせずに会社をバックレてしまった場合は、間違いなく周囲の人間からは呆れられるでしょうし、身内からは激怒されることもあるでしょう。
しかし、これは仕方のないことです。
「バックれるにはバックレるだけの理由がある。何もわからんやつがゴチャゴチャ言うな!」
これくらいの強い気持ちをもって、ひらきなおるしかないでしょう。
会社をバックレた場合に起こること
- バックレても、会社側が勝手に退職の手続きをとる
- バックレたことによっての損害賠償請求はまずない
- バックレても給料はきちんと貰えるが、退職金は条件次第
- バックレると高確率で上司や同僚が家に来る
- 周囲からは呆れられる
うえでも書いたように、会社を通常の手続きをふまずに辞めた場合、辞めることは可能です。
ですが、場合によっては懲戒解雇の処分になってしまう可能性もあります。
懲戒解雇になると、その後の転職活動で大きな不利益になってしまうことは確実です。(懲戒解雇されたことを、自分から次の転職先に明かす必要もありませんが、前職を辞めた理由を聞かれたら正直に答えなければいけません。)
となると、現実的に考えて、以下のような状況
- 今の仕事は懲戒解雇になってでも辞めたい
- パワハラやストレスで、心身に異常があるので一刻も早く辞めたい
- 転職活動の際には懲戒解雇の事実を、巻き返せるくらいの面接が上手い
- 次の仕事は独立するので、懲戒過去になろうが関係ない
こういった場合だと、バックレるという選択肢をとってもいいかもしれませんが、可能な限りバックレというのはしないことが賢い選択ということになってきます。
バックレたいけど懲戒解雇は嫌だな・・・という方は
仕事は一刻も早く辞めたいけれども、懲戒解雇になって次の転職活動に影響が出るのは嫌!
退職金もきちんと貰いたい
というのが、人の本音ですよね。
実際にまさしく過去の僕もそうでしたが、パワハラで鬱病を発症しながらも懲戒解雇になるのは避けたいという一心で無理をして働き続けていて、ある時ついに限界が来てしまいました。
そんなときに使ったのが『退職代行サービス』です。
退職代行を使う前の不安点 | 実際に使ってみて判明したこと |
きちんと辞めれるのか | 日本の法律をもとに対応してくれるので実績ベースで100%辞めれている |
即日退社できるのか | 即日退社が基本。よっぽどの特殊な場合は代行業者に相談可能 |
給料は支払われるのか | 働いていた日までの給料は必ず支払われる。(支払わないのは違法) |
退職金は支払われるのか | 在籍している会社の退職金支払い条件さえ満たしていれば支払われる。(就業規則の確認) |
引き継ぎ業務をしなくていいのか | 即日退社が基本なので、引き継ぎ業務はできない。(しなくていい。) 同僚のために引き継ぎ資料をきっちりと作成しておくなどの配慮はあってもいい |
損害賠償の請求など、訴えられないか | 訴えられない。会社側は訴えても負けるので。 |
支給品の返還や、退職書類のやりとりも行ってくれるか | 多くの退職代行業者が代わりに行ってくれるので、退職代行に申し込んでから、どのような理由でも会社と連絡を取ることは一切ない |
退職代行の利点は、まさしく勝手に会社をバックレた場合に起きてしまうデメリットを全て解消してくれるのが退職代行サービスです。
おすすめ退職代行サービス
こちらの退職代行サービス「NEXT」は、僕が実際に使って即日退社したところです。
テレビでもとりあげられたこともあるのでご存じの方もいるのではないでしょうか。
かかる費用も30,000円〜とリーズナブルで電話での受付はもちろんのこと、LINEを使い24時間相談が可能です。もちろん残業代の未払いなどの問題も相談可能!!
しかも、退職できなかった場合は費用が返金される制度があります。この制度があるというのは「NEXT」の自信のあらわれです。
実際に今まで「NEXT」では、退職できなかったという事案は1件もありません。
こちらの「退職110番」は、かかる費用は、43,800円と「NEXT」よりも少し高いですが、正社員・パート・アルバイト一律の金額になっております。
またセクハラやパワハラでの精神的な損害の賠償の相談にも応じてくれます。
こちらの会社も退職できなかった場合は全額返金を保証してくれています。
こちらの「ガーディアン」は弁護士資格は有りませんが、労働組合法に基づき東京都労働委員会に認証されている法人格を有する法適合組合が運営するサービスなので、弁護士と同様に会社側と交渉を行うことができます。
朝日新聞や、財経新聞などの多くのメディアにも掲載実績のある会社です。
かかる費用も、正社員・パート・アルバイト一律で29,800円と、今回の3社の中では最もリーズナブルで、追加で費用がかかることもありません。
こちらの「わたしNEXT」は女性限定の退職代行サービスです。
弁護士資格は有りませんが、上のガーディアンと同じく労働組合が実施しているサービスなので安心して使うことができます。
女性に特化したサービスを展開しているのと、“ヤメホー(サブスク退職)”というプランが用意されています。

月額3,300円を12ヶ月間払うだけで、年間で2回まで退職代行サービスを利用することができるという画期的なプランです。
12ヶ月間で2回も退職代行を使うなんて…と思う方もいるかも知れませんが、そもそも自分が働いている業界事態がパワハラ気質な場合や、ブラック企業の割合が多い業界で働いていたり、色んな会社で経験を積んで自分のスキルアップをしたいけど、退職交渉は面倒…という人にピッタリです。
3,300円×12ヶ月間=39,600円
この39,600円は他の退職代行サービスの1回分の相場と同じです。この値段で2回退職代行サービスを使える『わたしNEXT』の“ヤメホー”はお得!!
弁護士監修のもとで退職代行サービスを16年前から行っている業界一の老舗の代行業者が「ニコイチ」です。
創業16年間でニコイチを使って退職できなかった人は一人もいません。
老舗ながら、利用料金は27,000円と業界内で一番リーズナブルな価格を実現できているのもニコイチを利用する人の多さゆえに実現できているのでしょうか。
しかし、いくら27,000円といえども人によっては一度のその金額を支払うのは難しいという人もいるでしょう。
そんな人に向けてニコイチでは27,000円を2回の分割で払うことも可能となっており若い人にも優しい内容になっています。

退職代行を使うのは、正社員ばかりじゃないからね。
アルバイトやパートの人だって辞める事を伝えにくかったりする事もあるよね。
学生や主婦のアルバイトやパートの人にとっては、一度に27,000円を
払うより分割のほうが払いやすいよね!!
退職代行「Jobs」は弁護士監修の退職代行×労働組合という組み合わせのため、しっかりと安心して依頼ができる代行サービスとして人気の業者です。
しかもお値段は、ニコイチ同様に最もリーズナブルな27,000円!!更に審査さえ通れば金額は後払いでもOKとなっており、もちろん退職できなかった場合の返金制度もあります。
また、このJobsでも今まで退職できなかった事例は1件も存在しておらず、ホームページ上でも

このような文言が使われているので、安心して申し込めますね。
そして、このJobsが代行サービスの中でも特に人気を博している理由として、退職後の転職活動も無料の求人紹介サービスを使ってフォローしてくれるという所です。
ほとんどの人にとって、会社の退職と転職活動はセットで行われますので、これは嬉しい!!
嫌なことから逃げて転職をした結果
冒頭でも書いたように、僕は嫌なことからは逃げ出すことを推奨しています。
僕は上司からのパワハラや、過剰なノルマ、周囲の人間関係というものから逃げ出すように次々と仕事を変えた結果、今では週休3日の会社で働き、年間休日は150日。空いた時間は家族サービスやブログやFXでの副業で心にも余裕ができて、年間700万円ほどの年収になっています。
心が豊かなら、余裕ができてお金はあとからついてきます。
嫌な会社で我慢し続けながら働いていると、時間を削られ給料を削られる毎日です。そんな会社からは逃げ出して、自分にあった働き方を見つけると収入は意外と後からついてくることも多いですよ。
まとめ
いかがだったでしょうか。今回の記事をまとめると以下のようになります。
- 嫌な仕事からは逃げ出したほうがメリットも多い
- 我慢して働くことはデメリットしかない
- 場合によってはバックレてでも辞めたほうがいい時はある
- 懲戒解雇など、今後のことを心配する場合は退職代行を使う
もちろん、働き方は人それぞれの考え方ですので、矯正できるものでは有りません。しかし、僕の場合は嫌なことから逃げ出していった結果いまでは時間にもお金にもある程度の余裕ができました。
そして、それは意外と多くの人に当てはまることなのかもしれません。
コメント