どーも、がばちょでございます。
FXを行う上での基本用語集を作成しました。初心者の方や、これってどういう意味だったかと悩まれた時にご活用ください。
FX用語集 あ行
ASK(あすく)
外貨を「買う」ときのレートです。ASKには、各FX業者の手数料が含まれています。「売る」ときのレートをBID(びっど)といいます。
ECB(いーしーびー)
ユーロ圏の金融政策を担う中央銀行。
ユーロ圏の金融政策の調整をしている。ECBの金融政策に関する決定がFX市場や、ユーロ市場に多大な影響を当てるときがあります。
そのためECBの総裁や副総裁、理事などの重役のコメントに注意が必要です。
IFD注文(イフダンちゅうもん)
新規の注文を出すとともに、その注文が約定した場合に有効となる決済注文を同時に出す注文です。
例えば、ある水準まで下落したら買いという指値注文に対して、その注文が成立した場合に逆指値の損切り注文や利益確定の注文を併せて注文するという注文方法です。
なお、決済注文は、指値注文、逆指値注文、トレール注文、あるいはOCO注文から選ぶことができます。2つの注文の取引数量は同額となります。
インカムゲイン
資産を保有することから得られる利益のことです。金利や配当、不動産の賃貸収入などがインカムゲインの代表例
FXにおいては高金利の通貨を買い、低金利の通貨を売った時に付与されるスワップポイントのこと。
関連用語「キャピタルゲイン」
受渡日(うけわたしび)
決済日のことを指し、通常、取引日の2営業日後に資金決済が行われます。
FRB(えふあーるびー)
米連邦準備制度理事会のこと。日本の中央銀行にあたる金融政策を決定する機関。
議長、副議長、理事で構成されており、12の地区連邦準備銀行と共に金融政策の決定をFOMCで行っています。
ECBと同様にFX市場ではこのFRBの重役の金融政策に関する発言に過敏に反応することがあるため、短期トレードを行う場合などは注意が必要です。
FOMC(えふおーえむしー)
米国の中央銀行にあたるFRB(米連邦準備制度理事会)の理事等で構成される、米国の金融政策を決定する最高意思決定機関。
円高(えんだか)
外貨に対して円の価値が上がっている状態。前日「1ドル=100円」だったのに今日は「1ドル=95円」になっていた場合は5円の円高(ドル安)となります。
反対を円安と言います。
エントリー
エントリーとは、ポジションを持つために出される注文のことを言います。エントリーした注文が成立すれば「約定」。もしも持っているポジションを手放す際には「決済」と言われます。
円安(えんやす)
外貨に対して円の価値が下がっている状態。前日「1ドル=100円」が今日は「1ドル=110円」になっていた場合は10円の円安(ドル高)となります。
反対を円高と言います。
OCO注文(オーシーオーちゅうもん)
指値注文と逆指値注文の2つを同時に出すことができる便利な注文です。一方が約定したときは、約定していない注文が自動的に取消されます。
例えば、これからの相場がどうなるか予想がつかない。
上がったら売って利益にしたいけど、下がったらさっさと損切りをしてたい・・・ その両方の希望をかなえるため、どちらも注文しておいて、片方が成立したら、もう片方はなかったことにしてしまう。それがOCO注文です。
押し目(おしめ)
基本的には上昇傾向にある相場が一時的に下がること。そのタイミングを狙って買うことを「押し目買い」といいます。
反対語は「戻り売り」
終値(おわりね)
ニュースなどでもおなじみの用語です。取引時間や取引期間において、取引が終了したときの値のことを言います。
FX用語集 か行
外国為替市場(がいこくかわせしじょう)
電話やネット上で個人間の取引を含んだ市場全般のこと。 たとえば、個人投資家がFX会社と取引を行なう場合も「外国為替市場」と呼ぶことができます。
どこか特定の場所でひらかれている一般的な「市場」ではありません。あくまで為替の取引の概念的な市場全般のことをさしています。
買戻し(かいもどし)
売りポジションを決済すること。新規の買いポジションを構築する取引と区別して使われます。
下降トレンド中の反発はこの買い戻しによるものが多いです。そういった場合は積極的な買いではないので、あまり長続きせずに再度下落することも少なくありません。
カバー取引(カバーとりひき)
金融商品取引業者が、顧客を相手方として行う外国為替証拠金取引の価格変動によるリスクの減少を目的として、当該外国為替証拠金取引と取引対象通貨、売買の別等が同じ市場デリバティブ取引または他の金融商品取引業者その他の者を相手方として行う為替取引または外国為替証拠金取引のこと。
為替変動リスク(かわせへんどうリスク)
為替相場の変動によって為替差損が生じるリスクのことをいいます。リスクとは値上がり・値下がりを含めてどうなるかわからない(不確実)な状態のことを意味します。
カントリーリスク
通貨を取り扱う国の社会情勢によって、通貨価値や為替の変動が起こり「損失を受ける」リスクのこと。戦争、災害、政治、経済などすべてのことを含んでいる。
基軸通貨
国際通貨の中でも中心の通貨として捉えられ、支配的な役割を占めている通貨のこと
経済力、軍事力において世界の中心となっており、信用力が一番強い国の通貨が基軸通貨となります。
現在の基軸通貨は米ドルです。
逆指値注文(ぎゃくさしねちゅうもん)
売買する取引レートを指定する方式。 指値注文と異なり、買いの場合には現在の実勢レート(アスクレート)より高いレートを、また、売りの場合には逆に実勢レート(ビッドレート)より低いレートを顧客側が指定します。
キャピタル・ゲイン
価格変動による為替差益。
FXで1ドル=100円のときに10000ドル買い、1ドル=110円になったときに決済をすると10万円の利益が出ます。この10万円の利益のことをキャピタル・ゲインといいます。
関連用語「インカム・ゲイン」
キャリートレード
機関投資家やヘッジファンドが行う手法。具体的には、金利の低い通貨で資金を調達し、金利の高い通貨で運用を行い、利ざや(=売値と買値の差額によって生じる利益)を狙う取引を指す。
関連用語「インカム・ゲイン」
恐怖指数
市場リスクの高まりによって、市場参加者の間に不安感が高まっているときにはこの恐怖指数が上昇します。逆に市場のリスク許容度が高まって、市場が安定していると恐怖指数は低下します。
FX市場のではリスク許容度が低下すると円やスイスフランなどの安全通貨が買われるなどの影響があります。この恐怖指数をチェックしておくことは、市場の状況を把握しやすくなることにつながります。
金融緩和(きんゆうかんわ)
中央銀行(日本銀行)が、金利を引下げて通貨の供給量を増やし景気を刺激すること。不況のときに行う金融政策の代表例です。
クロス取引
特定の銘柄を注文する際、同一銘柄・同数量の買い注文と売り注文を同時(クロスして)に発注し「約定」を行う手法のこと。
ゴト日(ゴトー日・ゴトウ日)
ゴト日とは毎月、5日・10日・15日・20日・25日・30日のように5の倍数に日のことをさします。
これらの日は企業の決済日に当たることが多く、実需のドル需要が多くなる傾向があります。
ゴールデンクロス
ゴールデンクロスは、FXでトレードを行う際の「買いのシグナル」として知られている
具体的には、短期移動平均線が長期移動平均線を下から上へ突き抜けること。直近の価格傾向が上向きに転じたとみられるため、買いのシグナルといわれています。
反対語は「デッドクロス」
雇用統計(こようとうけい)
国の雇用状況を調査した統計で、重要な経済指標の一つです。なかでもアメリカの雇用統計はFXのなかでは注目されるとことです。
FX用語集 さ行
差金決済(さきんけっさい)
取引の決済にあたり、原商品の受渡しをせず、算出された損失または利益に応じた差金を授受することによる決済方法をいいます。
FXは差金決済の取引です。円とドルを売買する時、実際の現物である日本円とアメリカドルの受け渡しなどは行いません。
その売買で生じたの差額分の損益の分だけの受け渡しを行います
指値(さしね)
売買する取引レートを指定する方式のこと。
買いの場合には実勢レート(買値)より低い取引レート指定し、売りの場合には実勢レート(売値)より高い取引レートを指定するようにします。
サポートライン
下値指示線。過去に為替レートが何度か止まった価格帯のことをいいます。
反対語は「レジスタンスライン」
証拠金(しょうこきん)
取引の契約義務の履行を確保するために差し入れる保証金のこと。
我々はこの証拠金をFX会社に預けることでFX取引が可能になります。(元手・軍資金)
ショート
通貨を売ること。
反対語は「ロング」
ショートカバー
市場で価格が下落した後に、短期の売りポジション保有者の買戻しにより、相場が反発すること。
ショート・スクィーズとは?
市場のポジションが大きくショートに傾いているとき、反発基調が強まり売りポジション保有者の利益確定注文、損切り注文が次々とヒットし、短時間で相場が急反発すること。
スイングトレード
スイングトレードは、短期間のうちに取引を終える手法のこと。デイトレードとは区別して使われる。
解釈には個人により幅があるが、数日から、週間以内に取引を完結させることをスイングトレードと呼ぶ。
スキャルピングトレード
1銭単位の利幅を狙って数秒~数十秒という非常に短いスパンで取引を繰り返して利益を積み重ねる売買手法のこと。「超短期売買」
利点としては1つ1つの利益が小さいため「損失が少なく済む」点にある。しかし、当然ながら収益も少なくなる上にギャンブル的要素が強いので、注意が必要。
スクウェアー
ポジションを閉じること。ノーポジションもスクウェアーと同じ状態を意味する。
ストップリミット注文
あらかじめストップ価格とリミット価格の2種類の価格を設定する注文。
ストップ価格が条件となり、その条件に実勢レートが到達するとリミット注文が有効になります。ストップ価格に実勢レートが到達していない場合は、リミット注文は有効化されない。
ストップロス
損失を確定する取引のこと。(損切り)
スプレッド
売値と買値の差のこと。この差がFX会社の収益になる。
スリッページ
指定したレートと、実際に取引が成立したレートとの差のこと。相場の急変時などに発生することがあります。
要は自分のPCやスマホから、FX会社に注文を出した場合に誤差により自分の想定していたレートではなくなってしまうことを言います。
レートは1秒に満たない速さで変動しているので、注文のタイムラグで起きる誤差。
スワップポイント
取引を行っている2国間の通貨の金利差を調整するために、その差に基づいて算出される額をいいます。
金利の低い通貨を売って、金利の高い通貨を買う取引を行うと、金利差相当分の金額を受け取ることができます。
しかし金利の高い通貨を売って、金利の低い通貨を買う取引を行うと金利差相当分の金銭を支払わなければなりません。
その損益に関わらず金利差相当分の金銭がスワップポイントと呼ばれます。
政策金利
各国の中央銀行が定める目標金利。中央銀行は市中の金利水準をこの目標に近づけるようにオペレーションが行われます。
FX市場ではこの政策金利への関心が非常に強く、変更の可能性に市場が反応することが多いです。各中央銀行の金融政策には注意が必要です。
FX用語 た行
高値(たかね)
ある一定の期間の中で取引された最も高いレートのこと。
反対語は「安値」
建玉(たてぎょく)
新規で注文して、成立した売買のこと。ポジションと同義語。
建値(たてね)
建玉(ポジション)を建てたときの価格。
通貨ペア
FX取引はAという通貨を買って(売って)Bという通貨を売る(買う)ことによって収益を得る取引のことです。
この通貨の組み合わせのことを通貨ペアといいます。
デリバティブ取引(デリバティブとりひき)
その価格が取引対象の価値によって派生的に定まる商品の取引をいいます。
転売(てんばい)
買建玉を手仕舞う(買建玉を減じる)ために行う売付取引をいいます。
トレール注文
レートが上昇するとともに逆指値注文の値も上昇していく(レートについていく)という注文方法。
トレンド
価格の方向性のこと。
FX市場では価格に方向性が発生することがあります。トレンドは大きく分けると「上昇トレンド」「下降トレンド」「トレンドなし」3種類となります。
トレンドフォロー
トレンドフォローとは価格にトレンドが出ている際にそのトレンドの方向へ向かって取引すること
FX用語 な行
仲値(なかね)
金融機関の窓口で、顧客に提示されている為替レートのこと。その日一日に適用される基準のレートとなります。
成行注文(なりゆきちゅうもん)
顧客が取引レートを指定せずに、市場の実勢レートで売買を行う注文。最新の取引レートにて常に約定する。
ナンピン
損失を平準化するための売買手法の一つ。
FXで保有しているポジションに対して相場が逆の方向に進んだ時に、よりポジションを増やことにより、平均コストを下げる手法。
相場が上下に動く場合はプラスになったところで利益を確定することができるが、相場が一方向に動くようなときには一度に大きな損失を負ってしまうこともある。
値洗い(ねあらい)
建玉(ポジション)について、毎日の市場価格の変化に伴って、評価替えする手続きのこと。
FX用語集 は行
始値(はじめね)
取引時間や取引期間において、取引が開始したときの値のこと。
BID(びっど)
「売る」ときのレートです。
「買う」ときのレートをASK(あすく)といいます。
必要証拠金
FX取引を行うためにFX会社に預け入ればければならない最低限の証拠金のこと。
現在、個人のFX取引では4%以上の証拠金を預け入れる必要があります。1ドル=100円のときに10,000ドル(100万円分)の取引を行う場合に必要な証拠金は4万円となります。
4万円の証拠金で100万円分の取引を行うことができるので、レバレッジ25倍という表現になります。
評価損益(ひょうかそんえき)
ある時点での保有している建玉(ポジション)を評価して、計算上でどのくらい損益が出ているかを表わしたもの。
含み益、含み損
FXはポジションを保有してから、決済をしてはじめて損益が確定します。
このことからFX取引では、確定した損益とは区別し、未確定の利益を「含み益」、損失を「含み損」という。
ファンダメンタルズ
「経済の基礎的条件」のこと。国や企業の経済指標全体を指しており、為替はファンダメンタルズに大きな影響を受ける。
ファンダメンタルズによって為替の値動きを予測することを「ファンダメンタルズ分析」という。
ヘッジ取引(ヘッジとりひき)
現在保有しているかあるいは将来保有する予定の資産・負債の価格変動によるリスクを減少させるために、当該資産・負債とリスクが反対方向の建玉(ポジション)を取引所金融商品市場や店頭市場で設定する取引をいいます。
ポジション
建玉(たてぎょく)ともいう。取引を開始し、まだ決済が行われていない状態のこと。売りから取引を開始した場合、「売りポジション(の建玉)を持つ」といい、買いから取引を開始した場合、「買いポジション(の建玉)を持つ」といいます。
FX用語 や行
約定(やくじょう)
注文した取引の成立。
約定日(やくじょうび)
注文した取引が成立した日のこと。
安値(やすね)
特定の期間の中で取引された最も安いレートのこと。
反対語は「高値」
有効証拠金
口座残高に未実現の損益(含み益、含み損)を加えた証拠金残高のこと
ロスカット(強制決済)の判断をする場合等に、この有効証拠金を用いて計算します。
有事のドル買い(ゆうじのどるがい)
世界規模の事件や、有事の際には基軸通貨であるドルが安全だと考え買いに動くこと。
四本値(よんほんね)
始値、高値、安値、終値の4つの値段の総称です。
FX用語 ら行
利食い(りぐい)
建玉(ポジション)を反対売買して、利益を確定させること。
両建て(りょうだて)
同一の商品の売建玉と買建玉を同時に持つこと。
決済したのと同じ状況となるため、価格の変動による損失拡大を防ぐことができる反面で、スプレッドやスワップポイントの負担などのデメリットがあるため、経済的合理性を欠く取引と言えます。
レジスタンスライン
相場が上昇したときに上げ止まると思われる価格帯のこと。
反対語は「サポートライン」
レバレッジ
「レバレッジ」にはてこの力という意味がある。
FXのような証拠金取引で、預け入れた証拠金以上の取引を行うことをさす。
レバレッジ〇〇倍と言うような表現を使う場合は、預け入れた証拠金に対して〇〇倍の取引を行うということ。
レンジ相場
ある一定の範囲内で、上下動を繰り返す相場のこと。
ロールオーバー
保有している建玉(ポジション)を翌日まで持ち越すこと。
外国為替市場ではスポット取引とスワップ取引の2種類の取引がある。FX取引はスポット取引にあたり、通常2営業日後に通貨を交換するという取引です。
よって、本来は2営業日後にドルを受け取ることになりますが、一般顧客である我々はドルを受け取っても困ってしまいます。そのため営業日が切り替わったときに、FX会社がドルを受け取る期日を1営業日先延ばしするという取引(スワップ取引)を行います。
この先延ばしにする作業がロールオーバーと呼ばれる。この作業でスワップポイントが発生する。
ロスカット(強制決済)
損失を確定させること。
保有しているポジションの含み損が増え、有効証拠金が必要証拠金を割り込んでしまった場合に、ポジションが強制的に決済されるというシステムです。
FXのリスクが少ないと言われる所以。
ロング
通貨を買うこと。
反対語は「ショート」
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