どーも、がばちょでございます。
車もバイクも、定期的なエンジンオイルの交換が必要になります。バイクの交換時期の目安としては3000km走行ごとだとも言われています。
僕は3000kmごとか、半年に1度か、どちらか早い時期に到達したタイミングでエンジンオイルの交換をしています。自分でも簡単にできる作業ですし、ショップに頼んでも1000円ほどでやってくれます。
しかし、世間にはエンジンオイルの交換などをほとんどしない、もしくは一度もやったことがないという方も存在しています。
もし、エンジンオイルの交換をきちんと行っていなかった場合、バイクはどうなってしまうのでしょう。
エンジンオイルの交換をサボって陥る3つの症例
まず、エンジンオイルにはどのような役割があるかを確認しましょう。
エンジンオイルは、その名の通りバイクの重要機関であるエンジンをスムーズに動かすために使われるオイルのことです。
エンジン内部では、金属製のパーツや部品が高速で連動して動いています。これらのパーツにオイルによって油膜を貼ることで、金属同士の摩擦を減らして潤滑に作動させるために必要とされます。
これ以外の役割としても、オイルの循環によってエンジン内部を洗浄してキレイにしてくれたり、冷却作用や、シリンダー内部の隙間をうめてくれる密封作用、そしてサビ予防の効果もあります。
- 円滑作用
- 洗浄作用
- 密封作用
- 冷却作用
- サビの予防
ひとくちにエンジンオイルと言っても、その役割は重大でエンジンをきちんと作動させるためには、なくてはならないものだということがわかります。
オイル交換しないバイクが陥る3つの症状
では、もしオイル交換をしないでいるとバイクはどうなってしまうのでしょうか。
上にも記載したようにバイクのエンジンは、オイルがあって初めて正常に作動するようになっています。

オイルというのは時間の経過とともに減少したり、汚れたりします。そうなると本来の役目を果たせません。この状態はいうなればエンジン内部の重大なパーツが、欠損している状態を意味します。
エンジンオイルがきちんと交換されていないと以下のような症状が起こります。
エンジンのパワーが落ちてくる
エンジンオイルの汚れなどによって、粘度が低下してしまった場合はオイルによる密閉効果が得にくくなり、結果として出力低下につながります。

エンジンが生み出すパワーは、燃料を燃やした際の爆発のパワーです。本来ならばこれを受け止める部品とそのまわりの壁やパーツのすき間はエンジンオイルによって密閉されています。
エンジンオイルの年度が低下すると、この密閉効果が損なわれてしまい、隙間ができてしまいます。そうすると爆発の力がすき間から逃げてしまうので、エンジンのパワーダウンとなります。
エンジンの焼つき
エンジンオイルを交換しないと、エンジンの焼つきが起こる可能性があります。
エンジンの焼つきを簡単に説明しましょう。
エンジン内部は、様々な金属製のパーツが連動し高速で動くことによってパワーの伝達を図っています。そしてその金属製のパーツは常に油膜が張っている状態でないとスムーズに作動しません。
もしも、エンジンオイルの交換をせずにいると、パーツ周りの油膜が限りなく減少してしまいます。この状態で金属部分が高速で動いてしまうと、金属同士の摩擦熱でパーツ同士が溶着してしまったり、傷が入って亀裂が生じたりします。
エンジンが焼き付いてしまった場合は、エンジン交換になる場合が多いので高額な修理代金がかかってしまいます。
サビが発生してしまう
エンジンオイルがなくなってしまうと、エンジン内部にサビが発生してしまうことがあります。エンジンの外装部分は多少のサビでもキレイに落とすことができますが、内部に錆がひろがってしまうとエンジンの交換を検討しなければいけません。

エンジンオイルの選び方
もしも、ショップでエンジンオイルの交換をする場合は気にする必要はありませんが、自分でエンジンオイルの交換をする際には、エンジンオイルの選び方が重要になってきます。
エンジンストロークにあったオイルを選ぶ
まずは、自分のバイクのエンジンタイプに合ったオイルを選ぶことが大切です。
4ストローク用なのか、2ストローク用なのかそこをしっかりと確認します。
それぞれのオイルは全くの別物なので、入れ間違えてしまうとエンジン故障の原因になったり、エンジンが焼きついたりします。
自分のバイクがどちらの仕様なのかは、少し調べれば出てくるでしょう。
JASO規格似合わせて選ぶ
国内でのエンジンオイルの標準規格は、『JASO(公益社団法人 自動車技術会)』が決めており、JASOが定めたエンジンオイルには、規格表示があります。
一般的なギア付きのバイクは、小型・中型のマニュアルバイクなら「MA1」、大型バイクには「MA2」を選ぶようにしましょう。
MA1はMAが低粘度なので、排気量が大きなバイクにはむいていません。一方のMA2は粘度が高めです。MA2は大排気量の油膜切れを防いでくれます。
オートマのスクーターならクラッチが無いので摩擦特性の低い「MB」を使用することで燃費の向上も期待できます。2STバイクの場合は、 FA~FDで品質表示されており、 Dが一番上の品質となります。
用途に合わせて選ぶ
すべてのエンジンオイルにはベースオイルと呼ばれる表記があります。自分の使用頻度に合わせてベースオイルを選ぶようにしましょう。
ベースオイルには以下のものがあります。
鉱物油
もしもバイクの用途が通勤通学程度なら、一番コストの安い鉱物油がベースのものを選ぶのがいいです。注意点としては低コストの商品なので高度な性能は期待できませんので、ハードな使い方をせず、定期的にオイル交換が必要です。
化学合成油
もしも、高速走行やサーキットでの走行などをする場合は化学合成油ベースのものを選びましょう。他のベースオイルに比べて一番高価なオイルですが、一番高性能なオイルになっておりエンジンの性能を最大限発揮させるべきオイルになります。
部分合成油
バイクが趣味で、休みの日にはツーリングを楽しんでいます。という方は部分合成油ベースのものを選びましょう。鉱物油と化学合成油の中間のようなバランスのとれたオイルになっています。おそらく多くの方がこのベースオイルを使っていることでしょう。
おすすめエンジンオイル
Amazonランキングでおすすめのエンジンオイルのベスト10を記載していきましょう。
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