どーも、がばちょでございます。
真夏の日差しです。だいたい6月〜9月くらいまでの日本は暑すぎるような気がします。8月なんて35度を超えてきてしまいますし。
さてさて暑い時期になると半袖でバイクに乗って、バァーっと涼しい風を感じてみたいと思ったことは有りませんか?
しかし、ご存知のようにバイクに半袖、半パン、ノーグローブ、サンダルなどで乗ることは絶対にやめましょうというネット記事や先輩方の声に触れることがあります。
今回は一見涼しい格好である半袖、半パン、ノーグローブ、サンダルでバイクに乗ることのメリット、デメリットを考えてみましょう。
肌の露出を抑えるべき理由
教習所でも習うことですが、バイクに乗る際は極力肌の露出を抑えるべきだと言われています。
それはもちろん『安全面』が理由です。
しかし、真夏の時期にフル装備をしてバイクに乗りたくないという気持ちも理解できます。だって暑いもんは暑いし、熱中症の危険が出てきてしまいます。
半袖の場合
半袖のメリット
半袖を着る際の最大のメリットは涼しいという事です。35度を超えて40度にせまろうという最近の真夏状況ではメッシュジャケットを含んだ、すべての長袖のジャケットよりも半袖のほうが涼しいに決まっています。
それと、メリットとしては夏場に半袖でバイクに乗ると、バイクを降りたあとの行動が非常に楽です。
フル装備でバイクに夏場乗っていると、バイクを降りてご飯を食べる際や、ちょっとした散策や観光をする際には暑すぎるし周囲から浮いてしまい恥ずかしいです。
よく着ていたジャケットを腰に巻いている人がいますが、僕の年代からするとダサく感じてしまいます。
その点、普段着の半袖ならばすぐに動き出せますし周囲から浮くことも有りません。もともとのファッションセンスがない場合は浮くこともあるでしょうか。
半袖のデメリット
ではデメリットはなんでしょう。とりあえずは転倒の際に、より深刻な怪我をする可能性があがるということでしょう。
むきだしの素肌で時速数十キロで転倒したら、その部分はアスファルトで削れてしまいます。
もう一点のデメリットは日焼けです。
日焼けは、体力を奪います。夏場のバーベキューなどのレジャーで、日焼けをすると数日間は疲れた状態が続くということを経験したことはないでしょうか。
真夏にバイクに半袖で長時間乗っていると、肌が出ている部分はものすごく日焼けをします。その結果翌日以降にもその疲れは大きく残ってしまいます。
メリット | デメリット |
涼しい | 転ぶと危険 |
バイクを降りて周囲にマッチする | 日焼けで大きく体力を奪われる |
半パン(ハーフパンツ)の場合
半パン(ハーフパンツ)のメリット
それでは半パンでバイクに乗る場合はどうでしょうか。
真夏に半パンでバイクに乗る場合のメリットは、半袖と同じく涼しいという事です。
考えられるメリットはこれくらいです。半袖のときと違って、夏場でも長ズボンを履いている方はたくさんいます。ですので、例えばバイクを降りたあとに行動しやすい、周囲から浮きにくいといった半袖にあるような特別なポイントがあるとは考えにくいです。
半パン(ハーフパンツ)のデメリット
ではデメリットを考えましょう。
半袖と同じく、安全面が損なわれるのはもちろんです。この理由は半袖と同じですね。露出部分が多ければ多いほど転倒の際に怪我は大きくなりますし。
腕と違って、足の場合は転倒の際にバイクと地面に足が挟まれる事が多いので、より深刻なダメージを負うでしょう。
バイクの重みで足が押さえつけられながら、地面を滑って行くことになるので、足の肉がごっそりとなくなったり…。怖い
そして、半袖と同じく日焼けによる疲れも存在します。足の日焼けも十分に体力を奪います。
そして最後に。ネイキッドなどのバイクに乗る場合は足のすぐ内側にエンジン部分やマフラーがあります。こういった部分は非常に高温になっています。
半パンの場合は、素肌が直接こういった部分に当たることもあります。もちろんあたってしまえば火傷をしてしまいます。特に注意するのは、信号待ちや停車時です。
足が地面についた状態だとマフラー部分にふくらはぎの内側があたってしまいます。
メリット | デメリット |
涼しい | 転ぶと危険 |
日焼けで大きく体力を奪われる | |
エンジン・マフラーなどで火傷の可能性がある |
ノーグローブ
ノーブローブであることのメリットはなにがあるでしょうか。ノーグローブなら涼しいかと考えましたが、手の部分だけでそれほどの涼しさを感じることができるとは思えません。
反面、ノーグローブの場合のデメリットはあります。
バイクの転倒の際に、人間は体を守ろうとするために手を伸ばして、体が地面に直撃するのを防ごうとします。
僕も昔、仕事でスーパーカブに乗って転倒した時に、とっさに手のひらで体を守ろうとしました。
しかし、そのおかげで手のひらに最初の衝撃がいきながら地面を滑っていくので、僕の手のひらは、ズルムケになり所々には小石がめりこんでいました。

ちょうど生面線の真ん中に小さな石が挟まってしまい、僕の左手の生命線は分断されてしまいました。ほかはきれいに治ったのに、生面線だけがなぜか未だに治りません。
メリット | デメリット |
なし | 手がズルムケになり危険 |
サンダル
MTバイクでは、みかけることはありませんがスクータータイプのバイクに乗っている方でたまにサンダル履きの人をみかけます。
じつはバイクにサンダル履きで乗ることはそもそもできません。違法です。足でギアチェンジをする必要がないバイクでもサンダル履きで乗ることはできませんので、夏でもしっかりとしたシューズや、スニーカーで乗るようにしましょう。
まとめ
正直、法律に違反していない限りは好きな格好でバイクに乗るべきです。
半袖、半パンで乗ることに何の問題もありませんし、安全面を考慮してしっかりとしたフル装備で乗ってもいいし、スカートを履いて乗ったっていいわけです。
他人にとやかくと言われることではないですし。
真夏にバイクに乗っている人で、しっかりと装備を整えている人も、みんな心のなかでは『暑いからジャケット脱いで半袖になりたい』と『夏でも安全面を考えて装備を整える』という2つの思いを持っています。
自己責任なんだからその時の気分や、自分の考えや状況で服装くらい自由に選んでもいいでしょうということですね。
何よりも大切なのは、事故を未然に防ぐ余裕を持った走行と、ライディングスキルが重要です。
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