どーも、がばちょでございます。
最近では見かけることは減りましたけど、僕が高校生のことには原チャリをノーヘルで乗り回している人達が一定数いました。
ノーヘルの2人乗りで、パトカーを煽って遊ぶという愚かな行為を楽しんでやっていたようです。(もちろん犯罪行為であり、他人への迷惑を顧みないバイク乗りの風上にも置けない人たちです。)
ですが普段はお巡りさんや、パトカーをもてあそぶようにして笑いながら好き勝手に原チャリを乗っている彼らでも恐れている存在があります。
それが日本警察が誇るバイクスペシャリストの白バイ隊員です。暴走行為中に白バイ隊員と出くわすと逃げれる確率がグッと下がります。
そんな白バイ隊員の技術の高さが見れる動画がyoutubeにあがっていました。白バイ隊員から逃げようと考えている人はこれを見て諦めましょう。
僕としては教習場の運転技術で悩んでいる人にむけてご紹介しますよー。
白バイ隊員の技術
白バイ隊員の技術の高さが垣間見える動画になっています。こういった技術はどういった訓練をして得ることができるのでしょうか。
乗車姿勢
乗車姿勢の基本は我々と全く同じです。『上半身のリラックス』と『下半身のニーグリップ』です。
しかしシートに座っている着座の位置が通常よりも、少し後方に座っていることがわかります。
これは白バイ隊員の業務内容に関係しています。
混雑した市街地での任務が多い白バイの場合は、高速のスピードを出す場面が少なく、低速域が中心になっています。
低速系の場合、ハンドルを切って曲がっていく、いわゆる舵角中心のライディングスタイルとなります。そのため、やや腰を引くことで懐に余裕を持たせてハンドル操作をしやすくするので、Uターンや急ハンドルに対応できる。
この白バイ隊員の乗車姿勢からは、状況に応じて姿勢をかえることが大事なことがわかります。市街地の乗車姿勢と、高層道路での乗車姿勢が同じではいけないということですかね。
発進
白バイは違反車や追跡の際にはロケットスタートを切って発進をしているイメージがありますが、もちろん後方の安全確認は必ずしています。
発進の仕方で、大切なのは何よりも後方の安全確認です。これができていないと安全な発信はできません。ミラーだけで確認するのではなく、目視で確認しています。白バイ隊員が後方確認しないで、急に飛び出してきたら怖い。
あと、見てほしいのはクラッチの握り方です。スタート時や低速帯では半クラを利用することが多いので、左手の指は2本がけです。ガッチリと4本で握る必要がないことがわかります。
ブレーキ
バイクの運転は、減速と停止の繰り返しです。これがきちんとできていないと、ワインディングを楽しんだ運転などもできません。
コーナー手前でのきちんとした減速と、下半身でのニーグリップをきちんとしましょう。
スラローム
教習場で苦手意識のあった人もいるのではないでしょうか。
白バイ隊員のスラロームは教習所のスラロームよりもコーンの感覚が狭く、難易度が上がっています。
つまり俊敏かつ正確なアクセルワークやブレーキングが大切です。アクセルのオン・オフのリズムに合わせて車体を動かしていくのがとっても重要です。
基本的はアクセルを開けて車体を起こし、アクセルを閉じて車体を寝かしていくことになります。この操作はなるべく短時間で行いましょう。ゆっくりアクセルをあげていくと、思った以上に加速しちゃうので注意しましょう。(速度コントロールはリアブレーキで行います。)
8の字
8の字走行ではスムーズな操作がうまく運転するコツです。ブレーキは前後ブレーキをバランスよく使って減速していきます。
動画を見てもらえばわかりますが、倒し込みながらもフロントブレーキを引きずりながら速度をコントロールしています。
そのためにはフロントブレーキの繊細なリリースコントロールが必要で、バンク角が深まるにつれてブレーキを緩めていく絶妙な感覚が必須になっています。
一方でコーナー後半ではリヤブレーキを使います。
フロントブレーキにかかる力を0にすると急にガクッと曲がってしまいます。
そこでアクセルを開けながら同時にリヤブレーキでパワーを抑えながら後半のターンを曲がっていきましょう。そして車体が直線に向いたらスロットル全開で立ちあがります。
このときはまだ車体は寝ているためリヤブレーキを最後まで残しておきましょう。
ちなみに半クラはパワーが不安定になるため8の字では使わいません。
一本橋 バランス走行
この動画が、一番の衝撃のように僕は思います。(教習場で一本橋が苦手でしたので)
でも、白バイ隊員の技術力の高さを改めて実感させてくれるのが、低速バランス力です。一本橋どころか、あんなに細いポールの間をかなりの低速で走行しています。
低速運転の際は目線に気をつけましょう。バイクのすぐ前方をみているとバランスを崩しがちです。10m〜20m先を見るような目線にすると安定しがちです。
まとめ
いかがだったでしょうか。
やはり白バイ隊員の運転技術の高さは凄まじいです。もしこれからあなたが、何かしらの理由で白バイに追いかけられることがあっても逃げることはやめましょう。絶対に逃げ切れないです。
教習所での運転に悩んでいる方は、白バイ隊員の技術を少しでもみて自信をつけていきましょう。
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