どーも、がばちょでございます。
コロナウィルスが世界的に流行をする以前は、少し時間を見つけたら海外旅行に行こうと考えていました。
人生の休養というか、リラックス期間といいますか海外でノンビリと1週間ほど遊びたいなぁと考えていたのです。
まぁ、結果的に2020年の初頭にコロナが世界的に大流行したので、その予定は数年先延ばしになってしまいました。(サラリーマンはそうそうまとまった休みはとれません。)
予定では海外で来るまでのドライブか、バイクを借りてちょっとした小旅行を考えていました。
しかし、もちろん海外に行ってそのまま運転できるわけでは有りません。国際運転免許の取得が必須です。これがないと海外で運転することはできません。
国際運転免許を取得するにはどのようにすればいいのか、まとめてみました。
国際免許ってなに?
国際免許とは、日本以外の国で車を運転する際に必要となる免許のことです。この国際免許とパスポートをあわせて携行していることで海外でも運転が可能となります。
国際免許は3種類ある
国際免許は、道路交通法では3つの用語に分かれて存在しています。
呼び方としてはまとめて正式名称を「国際運転免許証」と呼びますので、少しややこしいです。
①国外運転免許証
日本の運転免許証を元に発行される国際運転免許証は「国外運転免許証」と呼ばれます。一般的に国際免許と呼ぶ際にはこの「国外運転免許証」を示すことがほとんどです。
要は海外で車やバイクの運転をしたいときは、この免許証を取得しないといけません。
②国際運転免許証
外国の運転免許証を元に発行される免許証です。海外免許を持つ方が日本で運転する場合はこの「国際運転免許」を取得する必要があります。
僕の大学時代にいた海外からの留学生は、この免許をもっていたので日本で車に乗っていました。
③外国運転免許証
外国の運転免許証に日本語の翻訳文を添付したものです。
うえの3つがあるわけですが、日本に住む人が海外でも運転できるようにもとめているのは①国外運転免許証です。
ちなみに、運転できる国はジュネーブ条約に加盟している国のみに限られますのでご注意ください。(どこの国が加盟しているかは警視庁のHPに記載があります。)

国際免許なしでも運転できる国や地域がある
世界には国際免許の取得をしていなくても、運転できる国や地域が存在しています。以下の地域では日本の免許証だけで車やバイクの運転が可能です。
- ドイツ
- スイス
- 台湾
- ハワイ
- グアム
- サイパン
- カリフォルニア
日本人が訪れることも多いハワイ、グアム、サイパンなども含まれております。以上の7つの国と地域では、日本の免許証のみでOKです。しかし、国際免許証がいらない代わりに、他の書類が必要となることもあります。
この7つの地域で運転をする予定のある方は事前に調べておきましょう。
国際免許(国外運転免許)の取得方法
では早速、国際免許(国外運転免許)はどこで取得すればいいのでしょうか。または取得にかかる時間はどれほどでしょうか。
取得方法と取得にかかる日数は以下の通りです。
・各都道府県の警察署の運転免許課 1~2週間
・運転免許センター 即日発行
・運転免許試験場 即日発行
受付は基本的には平日オンリーのお役所仕事です。土日はやっていません。お住いの地域の上記3箇所の場所で、以上の日数で取得可能です。
取得に必要な資格
もちろん国際免許を取得するには、今お持ちの運転免許証によって制限がかかります。
①所持している免許が大型特殊、小型特殊、原付、仮免許のみでないこと
今所持している免許が大型特殊、小型特殊、原付き、仮免許のみの場合は国際免許(国外運転免許)を取得することはできません。むしろそれを海外で乗ろうと思う猛者にあってみたい気がしますが。
②運転免許の有効期限愛であること
当然のことではありますが、日本国内で発行された運転免許が有効期限でないと、国外運転免許は取得することができません。
③免停処分中ではないこと
免停中の方は、もちろん国際運転免許証の取得は不可能です。国内で免停になるような人が外国で運転されてはたまったもんじゃないとの理由でしょうか。
④渡航の予定があること
提出しなければならない必要書類の1つとして渡航予定、または渡航済みであることを証明する書類が必要です。渡航予定もないのに国外運転免許を取得することはできないということです。趣味や興味本位で取得することはできないようです。
取得に必要なものと費用
資格の他にも、当日必要なものと取得費用が存在しますので、忘れないようにしましょう。
・運転免許証
・写真1枚
縦5㎝、横4㎝、6ヶ月以内に撮影した無帽、正面、上三分身、無背景で人物 が鮮明
なもの。なお、医療上又は宗教上の理由がある場合は、顔の輪郭が分かる範囲で頭部を覆う医療用の帽子(つばのないもの)・かつら・ウイッグ・スカーフ等の使用を認めています。
・印鑑
・手数料2,350円
・パスポート等渡航を証明する書類
必要なものは以上のようになっています。印鑑や写真は忘れやすいので注意しましょう。
国際免許(国外運転免許)の有効期限
国際免許にも、もちろん有効期限が定められています。一度取得すればいいというものではありません。
国際免許(国外運転免許)の有効期限は1年間です。
更新制ではないので期限がすぎると、再申請する必要がありますし、もし海外渡航途中に有効期限が切れた場合も当たり前ですが、期限日以降は運転することができません。
国際免許で運転できる車種の内容
では、国内でどういった免許証を持っていれば、海外で運転できるのでしょうか。また海外で運転できる車種はどういったものがあるのでしょうか。
代表的なものは以下のとおりです。
日本での免許区分 | 海外で運転できる車 |
---|---|
普通自動車 普通自動車第二種 | 8人乗り未満の乗用自動車 許容最大重量3,500kg未満の貨物自動車 |
大型自動車 大型自動車第二種 | 8人乗りを超える乗用自動車 許容最大重量3,500kg以上の貨物自動車 |
牽引 牽引第二種 | 被牽引車を連結した車両 |
大型自動二輪 普通自動二輪 | 側車付きを含む二輪の自動車と身体障害者用車両 車体重量が400kgを超えない三輪の自動車 |
ここで注目してほしいのは日本の免許証は上で赤文字にしている所です。
現在の日本の免許制度では、二輪の場合は普通二輪と大型二輪と区分がわかれていますが、海外の場合ではそのようにわけている国は少数です。
多くの国では「二輪」という区分しか存在しない。
つまり海外で運転する場合は、普通免許で大型二輪の運転が可能です。車体重量が400kgを超えない限りは排気量による制限を受けません。
まとめ
海外で車や二輪の運転をするための国際免許(国外運転免許証)は比較的容易に取得可能なことがわかります。
しかしながら、海外での運転は当然日本国内とルールが違います。走行車線も違いますし戸惑うことも多いでしょう。
普段は日本で運転しているのですから、法令の違いによるミスなどを犯す可能性が高くなります。事前にしっかりとその国の交通ルールを調べた上で、運転するように心がけましょう。
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