どーも、がばちょでございます。
バイクの免許は16歳から取得できるため、未成年でバイクに乗っている人も珍しくありません。しかしバイクに乗る以上は自賠責保険とともに『任意保険』に加入することが強く推奨されます。

未成年だけど、任意保険って加入できるの?
任意保険って年齢で値段が変わってくるっていうし、未成年だとやっぱり高いんじゃないの?
保険会社っていっぱいあってどこを選べばいいかわからない。
こういった疑問って、かならず浮かんできます。今回は未成年のバイクの任意保険への加入について役立つ知識を解説しましょう。
この記事は、未成年でバイクに乗っている人、これからバイクの購入を考えているすべての人にむけて書いています。
バイクの任意保険 未成年でも契約できる?
未成年の名義でもバイク保険に加入できるの?

まず、未成年が名義人として1人で契約を結ぶことは出来ません。
それでは未成年者が任意保険の契約を結ぶ場合はどうすればいいかというと、保険会社によって変わりますが以下の2つのどちらかの方法が必要になります。
- 親権者の同意書の提出が必要
- 親権者が契約を結び、未成年を「記名被保険者」とする
記名被保険者とは契約したバイクを主に運転する人で保険証書に記載される被保険者のことをいいます。この記名被保険者は契約者と同一である必要はないので未成年の人でも記名被保険者になってバイクに乗ることが出来ます。
こういったことからわかるように、バイクの購入を親に反対されているからと言って、こっそりバイクを購入して任意保険に入ることはできません。必ず親の承諾が必要になります。
未成年のバイクの任意保険料が高額な理由① 事故を起こしやすい
バイクであろうが、車であろうが若い人ほど任意保険料が高額になります。特に未成年の任意保険料は他の年代よりも高額になってしまいます。
これは未成年の方は理不尽に思うかもしれませんが、統計的に若いほうが事故を起こすリスクが高いからです。
参考までに、令和元年中に起きた東京都内のバイク事故を警視庁の発表をもとにみてみましょう。
令和元年に都内で起きた交通事故での死亡者は133人です。このうち二輪車に乗車中の事故で亡くなった人は28人となっています。
そして、その死亡者の年齢をわけると以下のグラフのようになります。

25歳以下の若い人ほどリスクが高いことがわかります。同様に40代の二輪での死亡事故も多いですが、25歳以下と40歳代ではバイクに乗っている人の数がそもそも違うので、確率としては25歳以下のバイク事故が一番高いということがわかります。
運転スキル、慣れ、無謀な運転など理由は様々でしょうが、保険会社としては若い人は事故を起こす確率が高いとわかっている以上、保険料を高額にせざるを得ないというわけですね。
未成年のバイクの任意保険料が高額な理由② 等級
未成年のバイク保険料が高額な理由として、事故を起こす確率以外に重要な点があります。それは「等級」です。
任意保険の等級については、以前の記事で書いているのでそちらを読んでみてください。
等級とは簡単にいうと、保険料の割引を行う基準になる制度のことです。これは保険会社が変わっても引き継げる制度で、1年間無事故だと1等級ずつあがっていき、事故を起こすと3等級下がります。新規加入者は「6等級」から始まり、20等級が最も割引が高くなります。
任意保険料はいくらかわる?16歳と21歳ではぜんぜん違う!
では、任意保険料って同条件の保険内容の場合は年令によってどれくらいかわるでしょうか。早見表で詳しく知りたい人はこちらから!
年齢 | 125CCクラス | 250CCクラス | 400CCクラス | 大型バイククラス |
16歳 | 58,230円 | 71.950円 | 94,120円 | |
17歳 | 58,230円 | 71,950円 | 78,040円 | |
18歳 | 58,230円 | 71,950円 | 78,040円 | 78,040円 |
19歳 | 58,230円 | 71,950円 | 78,040円 | 78,040円 |
20歳 | 58,230円 | 71,950円 | 78,040円 | 78,040円 |
21歳 | 34,740円 | 41,280円 | 44,290円 | 44,290円 |
22歳 | 34,740円 | 40,420円 | 44,330円 | 44,330円 |
23歳 | 34,740円 | 39,650円 | 43,470円 | 43,470円 |
24歳 | 34,740円 | 38,590円 | 42,690円 | 42,690円 |
25歳 | 34,740円 | 38,330円 | 41,990円 | 41,990円 |
簡単に、25歳までのバイクの任意保険料の年間金額の目安を記載しました。ネット保険会社大手のアクサダイレクトの料金シュミレーションで見てみると、250CCバイクで16歳の場合は71,950円。それが21歳になると急に3万円も安くなることがわかります。

どのクラスのバイクでも21歳からガクッと保険料が下がっているのがわかるね。
21歳になった途端に運転技術があがるわけではないけど、統計的に未成年者の事故が多いから、どこかで線引きしないといけないんだよ。
バイクの任意保険 未成年でも安くする方法は?
基本は「ネット型保険」で一括見積り
バイクの保険を安くする一番の方法は「ネット保険」に入ることです。バイクの保険は代理店などを仲介して加入する「代理店型保険」と「ネット保険」にわかれています。
「ネット保険」は代理店に支払うための仲介手数料がかからないので、「代理店型保険」よりも安くなります。
そして、もちろんネット型保険でも扱う会社によって保険料に差が出てきます。そのためにバイクの任意保険では一括見積りサービスが充実しています。一括見積りを使うと、一社一社バイクの保険料がいくらか調べるという手間を省いてくれます。
一度の入力でバイクの任意保険を扱う各社の年間保険料を調べることが出来てめちゃくちゃ便利!
保険料を安くしたいと思っている人は必ず使うようにしましょう。
一括見積りは下記バナーから。
保険料が安い車種を選ぼう

バイクの任意保険料は、車種によって割引が入ることがあります。それの一番大きなものが「ABS割引」です。
ABSは、ここ数年でほとんどの新車バイクには装着されています。2021年3月からは新車で販売される125CC以上のバイクにはすべて装着が義務化されるシステムです。
ABSは「アンチロック・ブレーキング・システム」の略ですね。路面が濡れていたりして、滑りやすい状況でのブレーキ・急制動の際にもバイクを安定させて操縦性を確保してくれます。これが装着されているバイクは保険料が割引されます。
しかし、中古バイクには装着されていないものも非常に多いので、バイク購入の際には必ずチェックしておきましょう。
125CC以下のバイクの場合は、自動車保険のバイク特約を使う
もしも購入予定のバイクが125CC以下のバイクの場合で、自動車をお持ちの場合は既に加入している自動車保険会社の「バイク特約」が使えるかもしれません。
これは、自動車保険にセットできる特約で、自動車保険の加入者の家族が125cc以下のバイクに乗車中に起きた事故に対して損害賠償や、ケガの補償をしてくれる制度です。
この制度のいいところは、乗車するバイクが限定されないということです。自分のバイクでも他人のバイクでもレンタルバイクでも、125CC以下で事故を起こしてしまった際に補償の対象となります。
バイクには1日保険はない
みなさんは、自動車の「1日保険」というのをご存知ですか?
自動車の場合は、レンタカーやたまにしか車に乗らない人に向けて超短期の「1日保険」というものがあります。しかし、現在バイクにはこの1日保険というものはありません。
これはバイク自体が車に比べて事故のリスクが高いことが原因です。
まとめ
いかがだったでしょうか。今回の内容をまとめると以下のようになります。
- 未成年でもバイク任意保険に加入できる
- 未成年は事故のリスクが高いので保険料が高くなる
- 保険料が安くなるのは21歳から(保険会社による違いあり)
- 安くしたい時はネット型保険
- ネット型保険は一括見積り制度を利用
- 乗るバイクによって割引が違う
少しでも保険料を安くしたいとは、誰もが思うもの。そういった場合はネット型保険を選べば全体的に低価格になります。また選ぶ車種によっても割引率が変わりますので、見積もりをとりながらご自身にあった最適なバイク保険を見つけていきましょう。
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