どーも、がばちょでございます。
バイクに乗らない一般女子を対象にした二人乗りをしてみたいバイクでNo1の声が高いのがアメリカンバイクです。アメリカンバイクは世間で高評価の乗り物です。反対に以前ご紹介した、めちゃくちゃ楽しいオフロードバイクは一般女子ウケはあまりしないようです。

アメリカンバイクが女子ウケのいい理由は見た目の良さでしょうか。
しかし、アメリカンバイクには見た目だけではなく数々の魅力がつまっています。
今回はそんなアメリカンバイクの魅力に迫っていきましょう。
アメリカンバイクってどんなもの?
アメリカンバイクという呼び名は日本での通称です。海外一般ではクルーザーというバイクカテゴリーになります。ヨーロッパのメーカーが出しているバイクをアメリカンバイクって日本ではなんとなく通じますけど、海外では通じないです。意味わからなくなりますし。ははは
アメリカンバイクの世間の印象
- 車高が低い
- ホイールベースが長い(車体がでかい)
- タンク容量が大きい
- 革ジャンが似合いそう
- ゆったり乗れそう
世間の印象は以上のようなものでしょうか。

ターミネーター2でシュワちゃんが、追手である高性能なターミネーターからジョンという少年を救うために乗っているバイクもアメリカンバイクです。アメリカンバイクの代名詞であるハーレーの『FLSTFファットボーイ』です。
アメリカンバイクといえば、この映画を真っ先に思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。少なくとも僕は小学生の時にこの映画をみて、めちゃくちゃアメリカンバイクに憧れました。
16才のときに友達がスティードを買ったときには、何度も乗せてもらいました。ものすごく乗りやすくて、いつまでも乗っていられるように感じたのを覚えています。
アメリカンバイクは見た目ですぐに、アメリカンバイクだとわかる特徴的なかたちをしています。そして、もちろんこの特徴的な形状には理由があります。
アメリカンバイクの特徴
バイクのジャンルには様々なものがありますが、長距離の運転をしたいと思う方はアメリカンバイクを購入の候補に上げてもいいでしょう。
アメリカンバイクの代名詞のハーレーダビットソンの、バイクをつくるうえでのそもそもの開発コンセプトは至ってシンプルです。
大陸横断バイクを作る
アメリカのバカでかい国土を横断することが可能なバイクをつくることが、コンセプトに盛り込まれています。数値で見るとアメリカのでかさが実感できます。
日本の国土は約38万km2。対してアメリカの国土は約963万km2 と日本の国土の約25倍です。日本のスケールではアメリカのことは語れません。なんせアメリカのアラスカ州、テキサス州、カリフォルニア州、モンタナ州はそれぞれの州ひとつの大きさが日本の国土を上回ります。アメリカは体重だけでなく国土でも日本のはるか上です。America is very BIG!!です。
そのような国を横断するために造られるバイクの性能には、スピード以上に快適性がもとめられます。SSタイプで大陸横断は、容易ではない。てかやりたくない。
①疲れない
通常のバイクは、シートにまたがる姿勢で運転をしますが、アメリカンバイクはシートに座る形になります。


2つの写真を見ると、足の膝から下の位置が明らかに違います。
つまり、またがるのと、座るのとでは体への疲れが全く違ってくるという事です。
さらには、シート高が低いので停車中の足つきの良さも魅力です。信号待ちなどの際に両足がべったりと着くと、片方の足に重心がのることがないので、安定し疲労がたまりません。
また、アメリカンバイクは見た目通り、バイクの中でもなかなかに重量級です。重量が増えることはデメリットばかりでは有りません。
重量増は走行中の安定感に直結します。そして走行中の安定感は体の疲労の軽減、長時間の連続走行を可能にしてくれます。地面にタイヤがピッタリと張り付いているのがわかり、バランスの良い走り方をしてくれます。
②ゆったりと乗れる
アメリカンバイクのホイールベースは通常のバイクよりも長くとられています。そのため、ゆったりとした走り方をすることができます。直線距離の多い道や高速道路などを走行するのが非常に気持がいいバイクです。
ゆったりと感じることができる原因は、通常のバイクは車体をバンク(傾けて)させて曲がります、もちろんアメリカンバイクもその点は同じですがホイールベースが長い分、バンクさせて曲がるよりもハンドルで曲がるという感覚が勝ちます。そのためキビキビとした小回りはききにくいかもしれませんが、その分余裕のある走りが可能です。
そして、それはタンデムの場合も同様です。このような走り方が女性人気No1に関係しているのかもしれません。
③バイクを含んだトータルコーディネートを楽しめる
バイクに何を求めるかは人それぞれ違いがあります。例えばバイクには加速力や、最高速度といったスピードが第一条件だという方もいらっしゃるでしょう。
しかしそういった方はアメリカンバイクの購入はしません。アメリカンバイクはそういった類のバイクでは有りませんので。
アメリカンバイクは、ゆったりとした走行をして、バイクのカスタムやライダーのファッションを含めたトータルの見た目にこだわれるバイクです。
これは口で説明するよりも画像を載せたほうが説得力があるでしょう。




このように、アメリカンバイクは見た目が重厚感があるので、バイクに乗るライダーのファッションにも目がむかいます。しかし革素材のジャケットや普段着に近い服装まで幅広く受け入れてくれて、決まっているように見えるのはアメリカンバイクの最大の利点と言えるでしょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。今回はアメリカンバイクの魅力をまとめてお伝えしました。しかし最後に記しておきたいのはメリットがあればデメリットが有るということです。
- スピードは出にくい
- 曲がりにくい
- 重いので、押して歩く時はきつい
- ファッション性に自身がないと、途端にダサくなる
SSタイプに比べて、風の抵抗をもろにうける乗車姿勢のためスピードは出にくいです。ホイールベースが長く足置きのステップやマフラーがあるので、カーブではSSタイプのようにバンクさせて曲がることは苦手です。また重量が重いのでエンジン始動前や、少しの距離でも押して歩くのが苦痛です。ダサい格好で乗っていると浮いてしまいます。
思い当たるデメリットはこのくらいでしょうか。
でもいいではありませんか。
どのようなバイクにもデメリットは多数存在します。ここはアメリカンバイクを選んで街中で目立ちまくる存在になれるようにしましょう。
一度アメリカンバイクで長距離ツーリングをすると、その魅力にどっぷりとハマってしまうことは間違い有りません。
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